2013-01-01から1年間の記事一覧
2013年の経済関連の出来事を振り返るとき、一番大きな出来事はなんといっても3月21日の日本銀行執行部の新体制発足および4月4日の「質的・量的金融緩和」導入でしょう。正直言って1年前の今頃は、安倍首相がここまでやるとは思っていなかった。いままでの政…
平成22年基準 消費者物価指数 全国 平成25年(2013年)11月分(総務省) 労働力調査(基本集計) 平成25年(2013年)11月分(厚生労働省) 一般職業紹介状況(平成25年11月分)(厚生労働省) 今日は消費者物価指数や完全失業率などの経済指標の公表日でした。結果…
本の虫の帰りに岡山県立図書館に寄って湯本雅士著『デフレ下の金融・財政・為替政策』、岩田規久男、浜田宏一、原田泰編著『リフレが日本経済を復活させる』、『ジョーンズマクロ経済学2』を借りました。 さっそく評判の高い『デフレ下の金融・財政・為替政策』…
今日の参加者は5名。年末ということで参加者は少なめ。その分濃い(?)話ができたと思います。 年内の活動はこれで最後です。次回は2014年1月13日(月・祝)13:00からです。くわしくは岡山本の虫クラブのフェイスブックもしくはpieniのサイトでご確認ください。
追記(2013/12/11 20:42) Web archiveで確認してみたら先週の4日までは張られていなかった模様。ということは、トップページにリンクが張られたのはつい最近みたいです。 追記終わり 日本銀行へアクセスしたらトップページに「2%の「物価安定の目標」と「量…
内閣府から2013年10月分の景気動向指数が公表されました。景気動向指数(内閣府)CIとDIは次の通り(()内は先月差(ポイント)) CI(速報値) DI(速報値) 先行指数 109.9(0.7) 77.8(-2.2) 一致指数 109.6(1.2) 75.0(-5.0) 遅行指数 113.1(-0.9) 75.0(15.0) イワタ…
昨日Twitter某所であった実質賃金を巡るやりとりを眺めていたら、どうもかみ合ってない感じがしたのでここにメモ。 まずは実質賃金の定義をしましょう。実質賃金は名目賃金を物価指数(消費者物価指数やGDPデフレーターなど)で調整したものです。式で表すとこ…
今回も10人ぐらいの参加だったかな?私は『シェークスピアは誰ですか? 計量文献学の世界』と『イメージと読みの将棋観1・2』を紹介しました。 さて、帰りに昨日出たカーの新訳を買いにジュンク堂書店岡山店へ。一応目当てのものは買えたのですが…… 年末でい…
人口ネタ。今回は20-34歳人口の都道府県別構成比(人口比)を計算してみました。まずは結果をいくつか。 東日本 西日本 東日本と西日本の比較 首都圏、東日本(首都圏を除く)、西日本の比較 注釈 データは平成22年国勢調査(総務省統計局)を使用。 東日本と西日…
日本評論社の新刊案内より。以前に感想を書いた『肥満の経済学』*1の著者が新しい本を出すらしいです。肥満と生活・健康・仕事の格差(日本評論社) 目次を転載 第1部 肥満化の原因とその実情 第1章 世界の肥満化現象 第2章 肥満をもたらすもの 第3章 子ど…
日銀総裁、物価目標2%「内需中心の成長で達成」(日経新聞) 日銀の黒田東彦総裁は21日の金融政策決定会合後の記者会見で、「内需を中心とした経済成長が持続するもとで、消費者物価上昇率も次第に上昇し2%の物価安定目標を達成できる」との認識を示した。…
10日前の話題ですが。 岩田日銀副総裁「学者のように話せない」 歯切れ悪いとの指摘に (日経新聞) 日銀の岩田規久男副総裁は7日午前の参院財政金融委員会に出席し、副総裁就任前と比べ歯切れが悪いと指摘され、「何でもかんでも学者のように話す訳にはいか…
この土、日は消防団の旅行で博多へ行ってきました。道中、門司港や太宰府天満宮にも寄って観光。もちろん、博多へ着いた夜は中州へ行き(いろいろと)楽しみました*1。 しかし、バスで移動するのは疲れるね。 ↑福岡タワー *1:これが主目的ではないかという噂も…
以前のエントリーで書きましたが、私が利用している宅配牛乳が10月より値上げをしました。そして10月分の請求書が来たのですが、 こうして比較してみると値上げを実感します。いま気がついたけど、来年4月からさらに消費税増税分が上乗せされるのか。
メンジー・チン「所得格差是正のために出来ること」(経済学101) 興味深く読みました。エントリーの要点は、 仮に最低賃金を9ドルに引き上げても、実質で見れば1980年代の水準(なので高すぎる水準とは言えない) 低所得者の限界消費性向を他より高いと仮定する…
「大胆な金融緩和」を掲げる安倍首相が登場してほぼ1年。黒田総裁が4月に打ち出した「量的・質的金融緩和」から半年がたとうとしています。その影響か、日銀の金融政策について述べている本がたくさん出回るようになりました。そうした動きの中で、従来の日銀…
内閣府から2013年9月分の景気動向指数が公表されました。景気動向指数(内閣府)CIとDIは次の通り(()内は先月差(ポイント)) CI(速報値) DI(速報値) 先行指数 109.5(2.7) 77.8(47.8) 一致指数 108.2(0.6) 80.0(40.0) 遅行指数 115.1(0.7) 62.5(2.5) イワタ流…
tt_clownさんのエントリーで知りましたが「憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向な日々」が消失したようです。憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向な日々の消失(Life like a clown) このエントリーを見て確認してみましたが消えてますね。2005年7月以…
Twitterで目にしたあるツイートをきっかけに20年ばかりの名目賃金と実質賃金の推移をグラフにしてみました*1。今回使用したのは国税庁の民間給与実態統計です。どうして厚生労働省の毎月勤労統計調査を使わないかというと、長期のデータが見つけられなかった…
今日、公表された「展望レポート」より。展望レポート 2013年10月(基本的見解)*pdfファイルです 本文1ページ目の注釈2に書いてある。 内閣府も潜在成長率の推計をしているはずだけど、直接公表はしてないみたい。2013年5月23日付の日経新聞の記事によると…
先日紹介した「生活意識に関するアンケート調査」の中にある「1年前と比べて物価はどれくらい上がったか?」、「1年後の物価の見通し」、「5年後の物価の見通し」の推移をグラフにしてみました。この質問は2004年3月から始まったらしく、約10年間の家計の期…
ジェームズ・ハミルトン「インフレ率はなぜフィリップス曲線よりも高い?」(経済学101) ジェームズ・ハミルトン先生の論説を読みました。要点をまとめると、 家計の予測(期待)インフレ率は専門家の予測や物価連動債によって求められる予測インフレ率ブレーク…
ようやく手に入れることができました(1,980円でした)。 まずはストレートで飲んでみる。まずアルコールの強さが感じられる。「なんで?」と思ったが、43度もあるのね(竹鶴12年は40度)。香りはフルーティで華やかさが強調されている(とはいえ「リッチブレンド…
ひさびさに日本酒でも飲んでみるかと思い、リカーコーナーで選んだのが、「御前酒 純米 美作」(御前酒蔵元 辻本店)です。まずは商品説明を見てみましょう。美作(みまさか) 御前酒が目指す味造り。“旨みがあってキレがある”そんな味わいを求める備中杜氏 故…
いま、根井雅弘先生の『サムエルソン『経済学』の時代』を読んでいます。本書の内容を簡単に説明すると、ポール・A・サムエルソンの『経済学』を軸としながら20世紀のマクロ経済学の流れを描いた経済史本といえます(詳しい感想はまた後日)。 本書の中に、サム…
内閣府から2013年8月分の景気動向指数改定値が発表されました。平成25年8月分速報からの改訂状況(内閣府)*pdfファイルです CI(速報値) CI(改定値) 差(ポイント) 先行指数 106.5 106.8 0.3 一致指数 107.6 107.6 0.0 遅行指数 112.8 114.4 1.4 先行指数は若干…
(カメラを忘れたので写真はなし) 今回は『宇宙からの帰還』、『意志力の科学』、『5手詰めパラダイス』を紹介しました。今月はミステリの紹介はなし。まあ、たまにはね。 次回は11月30日14:00からです。くわしくは岡山本の虫クラブのフェイスブックもしくはp…
家計簿をまじめにつけ始めて半年ばかりたちました。ここでガソリン価格の推移を見てみましょう。ガソリン価格(レギュラー 1リットルあたりの価格)の推移 8月初旬をピークに緩やかな下落傾向が続いています。資源価格の上昇も一息ついた感じでしょうか? ちな…
The Dangers of Default(ホワイトハウスのブログ) ホワイトハウスのブログで共和党議員の発言と金融関係者の発言を対比させた表が掲載されています。なぜか右側(Financial Expert側)に故ロナルド・レーガン元大統領の発言が載っているのは嫌みだろうかw
何のための消費増税なのか 自民の経済対策は財源なきバラマキ(岡田克也のズバリ直球) 来年4月からの消費税増税については、民主党政権時代の責任者として、安倍晋三首相の決断を評価したい。ただ、経済対策の中身には疑問がある。増税は「社会保障を持続可…