くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

ここまで楽観視はできんなあ

日銀総裁、物価目標2%「内需中心の成長で達成」(日経新聞)

日銀の黒田東彦総裁は21日の金融政策決定会合後の記者会見で、「内需を中心とした経済成長が持続するもとで、消費者物価上昇率も次第に上昇し2%の物価安定目標を達成できる」との認識を示した。

 7〜9月期の国内総生産(GDP)では個人消費の勢いが減速したほか、10月の消費者態度指数が大きく落ち込んだ。これまで経済の回復を先導してきた個人消費にやや陰りがみられることについて、黒田総裁は「マインド面含めて個人消費の動向はよく見ていきたい」と語った。

 個人消費の先行きについては「雇用や所得環境の改善を見込んでいるので底堅く推移する」との見通しを示した。


 私も2年で2%達成に関しては楽観的な方だが、ここまで楽観的にはなれんなあ。しかも消費税増税をしたとしても「内需中心で達成」とな!? 消費税増税は消費を減らすんだけどね…… 駆け込み需要の反動減はあるが底割れしないとみているのか。うーむ。

 本日、日本チェーンストア協会から10月のスーパー売上高が発表されたんだけど、17年ぶりに3ヶ月連続で売上高が前年同月比を上回ったらしい。

10月のスーパー売上高0.5%増 17年ぶり3カ月連続プラス (日経新聞)

日本チェーンストア協会が21日発表した10月の全国スーパー売上高は、約1兆433億円と既存店ベースで前年同月比0.5%増加した。1996年9〜11月以来17年ぶりに3カ月連続で前年を上回った。野菜や肉などの相場高による店頭価格上昇が、全体の売り上げを押し上げた。


 日本経済がデフレ脱却に向けて動いているのは事実でしょう。このよい動きが消費税増税によって折れなければ良いんだけどなあ。