くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

今日のメモ(景気動向指数改定値や日銀さくらレポートなど)


 内閣府から2013年8月分の景気動向指数改定値が発表されました。

平成25年8月分速報からの改訂状況(内閣府)*pdfファイルです

CI(速報値) CI(改定値) 差(ポイント)
先行指数 106.5 106.8 0.3
一致指数 107.6 107.6 0.0
遅行指数 112.8 114.4 1.4


 先行指数は若干の上方修正、一致指数は変わらず、遅行指数は上方修正という感じですね。景気の底堅さを感じる改定値だと思います。イワタ流景気動向指数グラフへの反映は、9月分の指数が発表されたときに行います。


日銀 全地域の景気を上方修正(NHKニュース)

日銀は、21日まとめた最新の「地域経済報告」で、企業の生産が緩やかに増加し、雇用や所得にも改善の動きが見られることから、全国9つの地域すべてで景気判断を上方修正しました。

日銀は、3か月ごとに開かれる支店長会議で各地の景気の現状を取りまとめ、「地域経済報告」として公表しています。
それによりますと、個人消費は、百貨店の高額品や新車の投入が相次いだ自動車の販売が堅調で、全国9つの地域のうち5つの地域で前回3か月前より上向きに修正されました。
また、企業の生産も、海外経済が持ち直しに向かい、自動車などの輸送機械や鉄鋼で増加し、8つの地域で上向きに修正されました。
さらに、雇用・所得動向では、企業の生産活動の増加で、ボーナスや時間外の賃金が増えるなど改善の動きがみられ、ほぼ半数で上向きに修正されました。
その結果、景気判断は、全国9つの地域すべてで、上方修正されました。
すべての地域の景気判断が上方修正されたのは、ことし4月以来、半年ぶりで、このうち、北海道と四国では、今の形で取りまとめが始まった平成17年以降、初めて、「回復」という表現が使われました。
日銀は、景気改善の動きは地域によってばらつきが見られるものの、地方にも着実に広がっているとしています。

 
 日銀から地域経済報告(通称さくらレポート)が発表されました。


地域経済報告 ―さくらレポート― (2013年10月)(日本銀行)


 内容はNHKニュースにも報じているように全地域で上方修正となりました。これについては異論ありません。問題は先行き(来年4月以降)だよねえ。日銀のさくらレポート内容を視覚的(グラフィカル)に表示してくれるNHKインフォグラフィックスはまだ更新されていませんが、近いうちに更新されるでしょう。あれは分かりやすいので更新が楽しみ。


日本の景気体温計〜日銀さくらレポート〜(NHK)


スーパー売り上げ 2か月連続で増加(NHKニュース)

先月の全国のスーパーの売り上げは、夏場の猛暑の影響による生鮮野菜の値上がりや、好調な住宅需要に支えられた寝具などの売れ行きが販売額を押し上げた結果、2か月連続で前の年の同じ月を上回りました。

日本チェーンストア協会のまとめによりますと、全国の主なスーパーの先月の売り上げは1兆円余りとなり、前の年の同じ月を0.4%上回って、2か月連続の増加となりました。
これは、夏場の猛暑で値上がりしたキュウリやキャベツなどの生鮮野菜が販売額を押し上げたことや、好調な住宅需要に支えられた寝具やカーテンなどの売り上げが伸びたことなどによるものです。
一方、秋物の衣料品は、9月に暑い日が多かったことなどから、売れ行きが前の年の同じ月を下回りました。
日本チェーンストア協会は、「消費者の間にやや価格が高い刺身や牛肉などを買い求める動きも出始め、足元の消費は徐々に持ち直してきている。一方、全体的にはまだ力強さが見られず、本格的な売り上げの回復はしばらく先になりそうだ」としています。

 個人消費の堅調さがうかがえるニュースですね。……こういう状況が続けば好循環も持続するだろうに、どうして消費に冷や水をぶっかける消費税を増税するかねえ(まだ言ってる)。