くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

福井県の有効求人倍率はなぜ高い?

福井県の有効求人倍率が高い理由を知りたくて、グーグルで検索してみたところ、日本銀行福井事務所が公表したレポートがあったので読んでみた。福井県の雇用・所得面の特徴(日本銀行福井事務所)*pdfファイルです*1 レポートが書かれたのは平成23年10月なので…

有効求人倍率はじょじょに上昇中

岡山県労働局から平成24年度5月分の有効求人倍率が発表されました。雇用労働統計平成24年度5月分(岡山県労働局) 岡山県の有効求人倍率は1.09倍ということで、徐々にですが上昇している模様です。次に厚生労働省から発表されている各都道府県別の有効求人倍率…

現実には世界中の中央銀行が金融緩和を行っているのはどう説明するのだろう?

勉強不足の人ほど高飛車に日銀を非難する傾向について(はてなアノニマスダイアリー)ダイアリー中で提示されているエントリーを読んでみた。More on tax increases versus spending cuts in an austerity programme(mainly macro) ようするに、流動性の罠で実…

これからどうなる

先日、税と社会保障一体改革という名の消費税増税法案*1が衆議院を通過しました。まだ参議院の審議もありますし、もしかしたら衆院解散総選挙→政権交代→法案廃止というながれもあるかもしれませんが、9割以上の確立でもう成立したと見なしていいでしょう。 …

本の虫6月例会に参加しました

先週の土曜日に「本の虫」の6月例会がありました。今回私が紹介したのは『ビブリア古書堂の事件帖』シリーズ*1。このシリーズを例にとり、「ビブリオミステリ」の概要も話しました。 来月の例会は、7月22日の日曜日の14時からだったかな?詳しくは部長さんの…

第二次世界大戦の政府支出はどれくらいすごかったんだろう(米国の場合)

ヨラム・バウマンのマクロ経済本に次のような記述があります。「(アメリカ経済の歴史を振り返る場面)……同じ多くの経済学者は、第二次世界大戦の大規模な赤字の財政支出で大恐慌が終わったと考えている」*1 それでは、どれくらいの政府支出があったのでしょう…

仮に選挙があっても入れたい党がない

社会保障制度改革を先送りしての、消費税増税成立が目前に迫っています*1。 さて、仮に消費税法案が決まって衆議院の解散&選挙があったとしても、入れたい党がない(´・ω・`) 消費税法案に合意した、民主党、自民党、公明党は問答無用で× あと残っているのは…

マクロ経済学の素晴らしい見取り図(ヨラム・バウマン著/山形浩生訳『この世でいちばんおもしろいマクロ経済学』)

私がいわゆる「マクロ経済」というものに興味を持ったのは、2002年に買った『クルーグマン教授の経済入門』でした。それ以来何度あの本を読み返したことでしょう。私のマクロ経済観は『クルーグマン教授の経済入門』で養われたといってもいい。 さて、本書も…

この20年間で何度も見た光景

日銀 金融政策の現状維持決定(NHKニュース) 日銀は、15日まで開いた金融政策決定会合で、ヨーロッパの信用不安への懸念はあるものの国内の景気は緩やかに持ち直しつつあるとして、今の金融政策を現状のまま維持することを決めました。日銀は、14日と15…