くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

良識的に見える分タチが悪い

何のための消費増税なのか 自民の経済対策は財源なきバラマキ(岡田克也のズバリ直球)

 来年4月からの消費税増税については、民主党政権時代の責任者として、安倍晋三首相の決断を評価したい。ただ、経済対策の中身には疑問がある。増税は「社会保障を持続可能にし、財政健全化を成し遂げるため」に、民主、自民、公明3党の合意で決まった。

 ところが、自民党の性(さが)なのか、経済対策は公共事業や法人減税といた、財源なきバラマキが目立つ。これでは、何のための消費増税か分からない。2020年東京五輪に絡めた大規模開発も浮上しているが、次世代にツケを残すような多額の予算を使うのではなく、日本らしい簡素なものにすべきだ。


 一見「良識」的な意見に見えるからタチが悪い。こういった言説の行き着く先は「増税&緊縮路線」だ。この政策のヤバさは16年前に経験済みのはずなんだけどね。

 これからこういった「良識」的な意見をメディアなどで目にすることが多くなるだろうな。例えば「国民に負担(消費税増税)を求めるだけで、政府は身を切らないのか?」とかね。

 増税は経済に負のショックを与える。消費税増税は決まってしまったので、あとはそれをいかに緩和させるかだ。消費税増税分以上の財政出動をやって、良識的な方々が「これではなんのための増税なのか」と、嘆かせるぐらいやっちゃえばいいのにね。まあ、それは無理でも出せるだけは出しておかないとね。