緊急放送「アベノミクスはどこへ向かう?」を見ました
昨日、ニコニコ動画の「アベノミクスチャンネル」で、田原総一朗氏と竹中平蔵氏の対談が放送されました。
緊急放送「アベノミクスはどこへ向かう?」(ニコニコ生放送)
↑45:00頃から対談が始まります。
特に印象に残った箇所は、「アベノミクスの理解者は安倍首相と菅義偉官房長官ぐらい」という竹中氏の発言(約1:30分頃から)。アベノミクスに限らず他の問題(TPPや普天間等)に関しても閣内の意見はバラバラらしい。そこで菅官房長官が手腕を発揮して「首相に一任」という流れに持って行くことが多いみたい。
また、竹中氏は「安倍首相が守りに入った時点でこの政権は終わる」とも言っている。なるほど、とりあえず動いて実績を作っていき、周囲を従わせる作戦なのね。
たしかに、アベノミクスに限っていえば、この作戦はいまのところうまくいっている――うまくいきすぎているぐらいだ――
しかし、アベノミクスの脆さも見えてくる。もし、安倍首相の健康問題が再燃したり、首相や官房長官のスキャンダルが起こって、このふたりのうちどちらかが政権を降りたら?その時点でアベノミクスは終わり――そして、デフレ脱却もできない――でしょう。
いやあ、そう考えると薄氷の上にいる状況だなあ。今のところうまくいっているけど「好事魔多し」とも言うし。とりあえずデフレ脱却がたしかになるまではこの政権が続いて欲しいです。