くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

「名目3%、実質2%成長」はいつごろから目標とされるようになったのだろう?

 安倍首相が打ち出した「骨太の方針(成長戦略」)の中で「今後10年平均で「名目3%、実質2%成長」をめざす」という箇所が批判されています*1

 そういえば、この「「名目3%、実質2%成長」めざす」っていう文言はかなり前から目標値として言われている言葉ですよね。首相官邸のサイトに行って検索してみたら3,4年前から使われているようです。


新成長戦略(基本方針)〜輝きのある日本へ〜(平成21年12月30日) (首相官邸)*pdfファイルです

(1)マクロ経済運営
 鳩山政権は、「新成長戦略」の実行と並行して、豊かな国民生活の実現を目指したマクロ経済運営を行う。デフレは、経済、ひいては国民生活に大きなマイナスの影響を及ぼす。デフレの克服を目指し、政府は、日本銀行と一体となって、できる限り早期のプラスの物価上昇率実現に向けて取り組む。また、家計が得る所得が増加し、国民が成長を実感できる名目成長率の実現を最重要課題と位置付けた経済運営を行う。具体的には、2020 年度までの平均で、名目3%、実質2%を上回る成長、2020 年度における我が国の経済規模(名目GDP)650 兆円程度を目指す。(赤字強調は引用者)

 
 当時はこれでも良かったかもしれませんが、安倍政権がなぜ当時*2と同じ成長目標を採用したのか疑問。どういうプロセスを経て、時の政権内で「「名目3%、実質2%成長」をめざす」という方針が決められたのだろう?

*1:主にMM(マーケットマネタリズム)派の人から

*2:しかも民主党政権