自民党は参院選で負けたいらしい
消費増税、参院選公約に 自民・石破氏が表明(MSN産経ニュース)
自民党の石破茂政調会長は18日、共同通信加盟社論説研究会で講演し、消費税率引き上げを含む具体的な財政健全化方針を来年夏の参院選公約に盛り込みたいとの意向を表明した。子ども手当創設などで財政悪化が指摘される鳩山政権との違いを鮮明にする狙いとみられる。
石破氏は「本当に問われるのは財政をどうするかだ。財政均衡を目指さなければ破綻(はたん)が起こる」と指摘。「安定税収がもっとも期待できるのが消費税だ。国民に理解してもらえるよう税制の姿を提示し、参院選を戦う必要がある」と強調した。
誰か石破氏に「財政赤字の何が問題なんですか?」という質問をぶつけてくれないかしら?経済学を知っているかどうかの良いリトマス試験紙になる(と思う)。一応私の理解は次の通り。
「巨額な財政赤字はインフレ圧力になる」→正解
石破氏はどう答えるかな?記事をよく見てみると「財政均衡を目指さなければ破綻(はたん)が起こる」と書いてあるから、財政破綻派なんだろうな(苦笑)。
ひとつ気がかりなのが、世界の国々で財政の引き締めを行いつつあることです。別に他の国が財政引き締めするのは勝手にすればいいと思っていますが、こういうニュースが流れると日本国内の財政再建派が嬉々として活動しはじめるのが懸念事項。
来年の参院選前には、「世界の国々で財政再建の動きが強まっている。日本もこの動きに乗り遅れてはいけない。いまこそ多少の痛みを我慢して財政再建を成し遂げよう!」といった言説が溢れる光景が目に浮かぶ。もちろん参院選の主な争点は「財政再建」(と「公務員改革」)。財政引き締めと日銀の金融引き締めで、日本は「失われた20年」に一直線。