ま、売れないと思うが
新車攻勢、勝負の秋 小型車、スポーツカー 販売低迷打破へ続々(Yahoo!ニュース)
かつてないほどの国内販売の低迷に直面する自動車各社が、今月下旬から秋にかけて、小型車やスポーツカーなどを相次ぎ投入する「新車攻勢」に出る。各社とも「今年は後半が勝負」と意気込んでおり、利幅の大きい登録車(排気量660cc超)を次々に発売して収益改善を目指す考えだ。
どこのメーカーが一番売れるかという話題はさておき、マクロで見た場合売れない可能性が高いでしょう。理由は可処分所得が伸びてないから。
年代別の所得のデータが見つからなかったので、新規学卒者の初任給(大卒)の推移のグラフを貼ってみる。
↑初任給の推移
平成に入ってから横ばいが続いているようです……
↑初任給の対前年増減率
増減率を見ると、はっきり出てます。平成に入ってから伸び率はほぼ0
上のグラフの出典 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」 新規学卒者の初任給(産業計)<昭和51年〜平成18年>より作製
所得(給与)が伸びない中、新車ばかり(しかもスポーツカー!)出しても売れないでしょ、どうやって売っていくのかしら?
あとグラフを見て思ったけど、バブル崩壊前の社会に出る直前の学生はそれは希望に満ちていたのではないでしょうか?だって給料が前年比3、4%ずつ伸びているんだもん。現在は、ほぼ0。これじゃ夢や希望も抱けない。
補足説明
可処分所得は、所得−税金(所得税と健康保険)で表すことが出来ます。だから給与が伸びなくても、減税などをすれば消費が伸びる可能性があります……が現実は逆を行っているんですよねorz