くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

やはり高所得者の消費性向は低いようです

9月はじめに厚生労働省から『平成24年度 労働経済の分析』が出ました。

平成24年度 労働経済の分析(厚生労働省)

 私たちの生活に直結する労働を取り上げていろいろ分析しているので、どこも興味深い記述ばかりです。まだ全部読んでいませんが気になったグラフを抜粋。
各所得階層における消費性向


やはり低所得者層の方が元の所得が低いので消費性向は大きくなるようです



10年前との比較


10年でここまで悪化したのかorz



物価と給与の推移


 このグラフを見るといかに安定したインフレが必要なのか分かりますね。しかし1990年代は消費者物価指数が横ばいで、現金給与総額(産業計 5人以上)の方が上回っていたのね。そりゃ、当時「よいデフレ論」が流行ったのも分かる気がする。もちろん、2000年以降になると現金給与総額はどんどん下がって消費者物価指数を下回っているけど。