サイバーパンクといえば……
ノア・スミス「エアカーも宇宙植民もないけどサイバーパンクは実現した21世紀」(経済学101)
楽しく読みました。
読んでいて思ったんだけど、サイバーパンクものの小説や映画、ゲームなどでは企業がすごい力をもっていて国家をもしのぐ権力を持っていることが多い。だいたいサイバーパンクものの悪役は企業の重役が多かったような……。そういえば少し前にNHKスペシャルで国家対企業という特集をやってたなあ。
シリーズ マネー・ワールド 資本主義の未来 第2集 国家VS.超巨大企業 〜富をめぐる攻防〜(NHKスペシャル)
企業が国家を超える!……こんなことがあり得るのだろうか?
一部分ではそうかもね。特にネットでは。たとえばTwitterは時の大統領や首相が使っているし、他のネットサービスも同じようなもんでしょう。このブログだってはてなのサービスを利用している。明日いきなりはてなから「利用規約違反によりあなたのアカウントを停止します」といわれたらどうしようもない。というわけで、ウェブ企業がネット上の生殺与奪の権を一部握っているのはたしかなのかも。
一方、トランプ大統領が「国内に投資しろや、ゴルァ」や「移民制限するぞ!」と発言しただけで、米国内の大企業が右往左往している(ようにみえる)のも事実。まあ、あれは単なる面従腹背なのかもしれないけど……。
国家と企業の関係はこれからどうなるのかなあ。SF作家の先生お願いします(笑)(他人任せ)