くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

2013年3月5日の岩田規久男副総裁の発言を国会議事録でチェック

追記(2014/01/04 6:45) このエントリーに関しての感想戦エントリーはこちら 



2013年3月5日に何があったかというと衆議院議院運営委員会日銀総裁人事の所信表明があったんですね。そして次のブルームバーグ記事が一部の人たちの間でいまでも話題になっています。

岩田日銀副総裁候補:2年で達成できなければ辞職−物価目標2% (1)(ブルームバーグ)

特にこの部分

2年以内に目標が達成できなければ、「責任は自分たちにあると思う」とし、「最高の責任の取り方は辞職するということだと認識している」と言明。2年後の消費者物価 上昇率が2%に達しない場合は職を賭すということかとの再度の問いに「それで結構だ」と述べた。

 いわゆる「岩田副総裁辞任」発言ですね。

 さて、実際の発言の流れはどうだったか国会議事録で確認してみましょう。この委員会の議事録はすでに公開されています(情報公開万歳!)。

国会議事録検索システム

該当する議事録はこれ。
第183回国会 議院運営委員会 第12号

該当部分のスクリーンショット


 
 うーん、ブルームバーグの記事は発言をシャッフルした感がありますね。議事録を確認するとブルームバーグのようなやりとりがあったとは言えないと思うがなあ。……こう書くとリフレ批判派の方から「ほら、リフレ派の屁理屈が始まったぞwww」やら「リフレ派は読解力もないんだなwww 小学生からやり直せwww」と言われるんだけどね(^_^;

 まあ、騒ぐのは自由だけど、騒ぐなら元の発言(国会議事録)も確認しましょうねということで*1

*1:確認してるのかなあ?でも彼らがソースとして出すのはブルームバーグの方なんだよなあ