古本屋で手に入れたR・ドーンブッシュ/S・フィッシャー『マクロ経済学(上)』(1981年)をパラパラ読んでいたら、「第7章 貨幣の需要」でこんな問題が。
日本じゃ聞いたことないけど、海外じゃ有名フレーズなのかしら? それは置いておいて新年最初の大喜利ネタとしてはおもしろそうだ。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の思考を巡らしてみると。
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- 名目の預金金利がゼロ近辺なので、銀行に預けずにタンス預金をする人が増える。
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- 現金強盗側から見れば、銀行以外にお金(現金)を保管しているところが増える!
こうじゃね?
R・ドーンブッシュ/S・フィッシャー『マクロ経済学』(1981年)について
30年以上前の本なので、いまのマクロ経済学の教科書とずいぶん違います。いわゆる「ドマクロ経済学」の教科書ですね。まず章立てから違う、いまのマクロ経済学の教科書は「国民経済計算」→「長期の経済成長(ソローモデル)」→「短期の経済変動」……という章立てですが、本書は「国民経済計算」→「総需要と均衡所得および産出量」→「貨幣、利子および所得(IS-LM)」……という章立てとなっています。昔はこんな感じだったのね。ちなみに共著者のひとりであるS・フィッシャーは現イスラエル中央銀行総裁です(次期FRB副議長の噂がある人)。