くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

中国電力、ピークロード・プライシングを導入

 今日の山陽新聞紙面より。中国電力では夏のピーク時間(13:00〜16:00)における電力需要削減のため、ピーク時間の使用料を高くし、オフピーク時間を安くする新料金プランを発表したそうです。

「電灯ピークシフトプラン」(選択約款)の届出について(中国電力)

 「電灯ピークシフトプラン」では,季節別・時間帯別に異なる電力量料金単価を設定しています。具体的には,夏季については,「ピーク時間」,「オフピーク時間」,「夜間時間」の3つの時間帯を,その他季については,「オフピーク時間」と「夜間時間」の2つの時間帯を設定しています。ご家庭の一般的な電気料金メニューに比べ,ピーク時間の電力量料金単価を割高に設定し,夜間時間の電力量料金単価を割安に設定しています。
 本メニューをご契約いただいたお客さまに,ピーク時間の電気のご使用量を減らしていただいたり,電気のご使用をピーク時間から他の時間帯にシフトしていただくことにより,電気料金を低減することができる料金メニューです。(ピーク時間の電気のご使用の削減量が少ない場合等,お客さまの電気のご使用状況によっては,電気料金の低減とならない場合があります。)



 強制ではなく任意なので、どれくらいの家庭がこのプランに切り替えるか分かりませんが、なかなか興味深い試みです。ぜひ経済学者は中国電力とタッグを組んで「ピークロード・プライシング」の実証研究をしてほしいものです*1

 このプランに加入する場合には新しい電気メーターに交換する必要がある(交換費用は無料)など、いくつか条件があるみたいなので、導入を検討される方は中国電力にお問い合わせください。

*1:そういえば、『経セミ』に、北九州で行われた実験結果が載っていたような……バックナンバー漁ってみるか。