くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

中国電力管内の原発も全部停止してた

 1週間前のニュースですが、

中国電力も全原発停止 島根2号機が定検(中国新聞)

中国電力は27日未明、定期検査のため、島根原発2号機(松江市、82万キロワット)の運転を停止した。

 中国電管内の全原発の停止は、2010年3月に発覚した点検不備問題の際に島根原発1、2号機が運転を停止して以来。定検中の1号機、建設中の3号機を含め、3基とも運転のめどは立っていない。

 国内の商業用原子炉54基のうち、稼働しているのは北海道電力泊3号機(北海道)と東京電力柏崎刈羽6号機(新潟県)、関西電力高浜3号機(福井県)の3基となる。4月下旬までに全基が止まる見通し。

 中国電によると、2号機は配管のひび割れ対策など定検に伴う工事を6月中旬までに終える予定。運転再開前に「安全評価(ストレステスト)」の国への提出や地元の理解を得る必要があるため、定検の終了や再稼働の時期は「未定」としている。

 中国電は今冬の電力需給について、最大需要を1058万キロワットと予測。2号機停止後の供給力は1201万キロワットで、余力を示す予備率は13・5%あり安定供給できる見通し。

 関西電力への55万キロワット程度の電力融通は続ける方針で、19日から始めた九州電力への電力融通についても「日々の需給を見ながら対応する」(中国電力広報担当)としている。

 中国電力は火力発電主体なので、今のところ安定供給ができる見通しらしい。今冬の電力需給予測を見てみると。

ソース http://www.energia.co.jp/press/11/__icsFiles/afieldfile/2011/11/25/p111125-2a.pdf *pdfファイルです
 最新版の需給予測はこちら。トラブルで止まっていた火力発電所が再開して、供給予備率は再び10%を上回ったようだ。

ソース http://www.energia.co.jp/info/oshirase20120201_1.pdf *pdfファイルです

 今日の電力使用状況。余裕はあるようだ。

ソース でんき予報(中国電力)


 しかし、原発どうするんかなぁ。一番ありそうなシナリオは、ギリギリまで回せるうちは政治家は再開決定を先送りし続けて*1、いずれ限界を突破して大騒ぎ、そして(「電気をどうにかして作り出せ」という『世論(民意)』の声に押されて)なし崩し的に原発再開。……あぁ、もしかしたらこれが政府の描いているシナリオかもな。

*1:だって、誰も泥を被りたくないでしょう。そんな決断力のある人が、いまの政権にいるとは思えん