総務省から「消費者物価指数(2013年4月分)」、厚生労働省から「労働力調査(2013年4月分)」が公表されました。
平成22年基準 消費者物価指数 全国 平成25年(2013年)4月分(総務省)
前年同月比ではまだまだマイナスですが、マイナス幅は着実に縮小しています。このままいけば、日銀審議員が想定するように*1、今年中頃でマイナス脱却、年末から来年にかけて1%ぐらいには到達するのではないでしょうか。
次に、雇用状況
労働力調査(基本集計) 平成25年(2013年)4月分結果(厚生労働省)
○就業者
- 就業者数は6312万人。前年同月に比べ37万人の増加。4か月連続の増加
- 雇用者数は5530万人。前年同月に比べ53万人の増加
- 主な産業別就業者を前年同月と比べると,「卸売業,小売業」などが増加,「製造業」などが減少
○就業率
・就業率は57.0%。前年同月に比べ0.5ポイントの上昇○完全失業者
- 完全失業者数は291万人。前年同月に比べ24万人の減少。35か月連続の減少
- 求職理由別に前年同月と比べると,「勤め先や事業の都合による離職」が13万人の減少。「自発的な離職(自己都合)」が4万人の減少
完全失業率は横ばいですが、就業者数の増加、完全失業者数の減少が確認できます。
一般職業紹介状況(平成25年4月分)について(厚生労働省)
地域別の有効求人倍率を見る。
有効求人倍率も改善が確認できます。ちなみに、有効求人1位は宮城県の1.29倍。2位以下は、愛知県(1.26倍)、東京都(1.25倍)と続きます。
最後に岡山県の雇用状況を見る。
岡山県では全産業で求人数が増加していおり、有効求人倍率は1.18倍まで上昇しています。岡山県の雇用状況も改善していることが分かります。
アベノミクスの1本目(金融政策)と2本目(財政政策)の矢は実体経済に効果を現しつつあるようだ。このままいけば、今年後半ぐらいから私でも景気回復が実感できそうだなあ。
*1:これのことね。出所:経済・物価情勢の展望レポート2013年4月(基本的見解) *pdfファイルです