くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

ニュージーランドの中央銀行が次期総裁を募集しているらしい

 クーリエ・ジャポン5月号より。The Economist誌に求人を出しているらしい。

 白川総裁の任期も残り1年なので、次の就職先としてニュージーランド中央銀行の総裁なんていかがでしょう?任期は5年、給料は約4,000万円らしいので、日銀総裁と同じぐらいですね。学歴、キャリア、実績とも申し分なし!南(半球)の島で第2の総裁人生だ!

 ……ただし、ニュージーランド中央銀行インフレターゲット政策を採用しているのがネックかなぁ。しかもなかなか厳しい。

ニュージーランド準備銀行(Wikipedia)

金融政策の中心に物価の安定が含まれ、現行のニュージーランド準備銀行法インフレターゲットを導入している。現在はインフレーション数値目標を1-3%(当初0-2%)に抑えることを任務とし、政策金利にあたる公定現金率(英称:Official Cash Rate,略称:OCR)を設定し、操作する権限を有する。ニュージーランド準備銀行総裁は公定現金率操作の最高責任者であり、数値目標の1-3%を超えるインフレーション(またはデフレーション)が長期間に渡り発生した場合は解雇される。総裁任期は5年。現在総裁を務めるアラン・ボラード博士は2002年就任、2007年に再任されている。インフレーション数値目標は財務大臣ニュージーランド準備銀行総裁との取り決めにより決定される。2008年1月現在のインフレーション数値目標は2007年5月に再設定された。OCRは3ヶ月ごとに見直され、変更・据え置きは総裁より発表される。緊急措置の場合は3ヶ月の見直し時期を待たず即日変更される。(赤字強調は引用者)

 ターゲットを長期間外した場合はクビ!日本銀行というぬるま湯につかった白川総裁だと厳しいかも?……いや、リーマンショックでも震災でもインフレ率0±1%を守り抜いた総裁だ。意外とうまくやるかもね(笑……えんなぁorz)