くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

国家公務員の新規採用抑制は震災復興のため?

「震災の痛み分かち合おう」=公務員採用減、学生に説明−野田首相(時事ドットコム)

野田佳彦首相は22日、民主党主催の「学生インターンシップ」に参加した大学生ら約30人と首相官邸で懇談した。同席者によると、首相は学生時代に新自由クラブでボランティア活動をしたことを披露し、「アルバイトやインターンシップをいろいろ経験することは良いと思う」と強調。一方、学生からは「国家公務員の新規採用が抑制されるのは心配だ」と就職に悩む率直な声も出た。これに対し、首相は「大震災の痛みを国民皆で分かち合おうという(ことで)、全体の話の中で理解してもらいたい」と説明したという。

 たしか、国家公務員の新規採用抑制は、「税と社会保障の一体改革」上で出てきた話じゃなかったっけ?本当にこの政権は目的(消費税増税)のためには、何でも利用するんだな。同じ口でことあるごとに「将来世代のため」と、言っているが、信用できないよね。

 それに、震災の痛みは「復興増税」で分かち合っているじゃないか。さらに、若者だけに痛みを押しつけるなんてね。


ついでに、このニュースも貼っておこう。

定年国家公務員を再任用へ…希望者は原則全員(読売オンライン)

政府は21日、60歳で定年退職する国家公務員のうち、希望者は原則全員を再任用制度で雇用する基本方針案をまとめた。


 定年前の自主退職を望む人には退職金を上積みする「希望退職制度」の導入も検討する。国家公務員人件費の膨張を抑制するのが狙いで、2013年4月の実施を目指す。

 基本方針案は、22日に開く岡田副総理と有識者との意見交換会で提示する。

 60歳超の雇用について、政府の現行基準では政府は能力や実績に応じて選考するとしているが、公務員らが加入する共済年金の支給開始年齢が13年度から65歳に段階的に引き上げられるのに合わせ、現役時代より給与を抑えられる再任用制度の拡充で対応することにした。再任用後の給与水準は今後検討する。

 私は国家公務委員になれない底辺だけど、こういうことを堂々と見せつけられるのはへこむ。「将来世代」のためと言いつつ、将来のこと何にも考えてないだろう!