くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

「饒舌大陸」第5回 「安倍政権になって、私たちの仕事はどうなるの?」を見た

飯田泰之×常見陽平×高橋洋一 「饒舌大陸」第5回 「安倍政権になって、私たちの仕事はどうなるの?」(ニコニコ生放送)

 「安倍政権になって、私たちの仕事はどうなるの?」というタイトルがついていますが、中身はおじさん三人の居酒屋トークです(笑)。

 見る前は、「これから起こるであろうインフレ下における処世術を年代別、雇用形態別で分けて話すのかな*1」と、思っていましたが、実際は酔っぱらい2名、しらふ1名*2時事放談会でした(笑)。

 まあ、たまに高橋先生が、「(インフレ下でも)努力しなきゃダメよ」、「(ドラエモンの例を出して)人脈は大事」と、いっていたので、「タイトルに偽りあり」とまではいかないかな?

 でも、どうせ酒飲んでるんなら、私のような底辺に希望を持たせるような大ボラを吹いて欲しいよ。たとえばこんなのはどうだろう?

・景気回復によって公務員の志望者が減少したり、公務員から民間に転職する人が続出する。

・役所は慌てて採用枠を拡大するが、新卒者はさっさと内定を取っており、公務員には見向きもしない*3

・ギリギリで回していたため人手不足が深刻化。苦肉の策で「氷河期世代の再チャレンジを促す」という名目で、中途採用枠を拡大*4

・お前ら安定した職をゲット。

・というわけで、20、30代のニート・フリーターは、いまから公務員試験を勉強しとくように。


 もちろんこれは風が吹けば桶屋が儲かるという話だけど、まったくの妄想というわけでもありません。たとえば、2000年代後半にあったしょぼい景気上昇期でも公務員の倍率は下がった。それと、その当時官僚系ブログがいくつかあったんだけど、「同僚や後輩がどんどん転職していくorz」というエントリーを読んだ記憶がある*5。景気が上向けば公務員の人手不足が深刻化するのは間違いないでしょう。

 ただ、そのときに役所がどういう対処を取るかはわからない。採用枠を増やす以外にも、退職した職員を再雇用するとか、手が回らない部分は民間委託して業務をスリム化しちゃうという手を取るかもしれない。


 しかし、いまの若い公務員の人はインフレになったら大変じゃない?給与は低いわ、昇給は押さえられてるわ。給与を上げようにしても、上げたら叩かれそうだしね。

 それとも、景気がよくなれば誰も公務員なんて見向きもしなくなるからこっそり上げるのかな?それか、基本給は低いままで、手当を充実させるとか*6。ま、私が心配しても仕方ないので、私は私でがんばりたいと思います(笑)。

*1:たとえば、「新卒、20代正規/非正規、30代正規/非正規で分けて話す」や、「インフレ下でも「(地方)公務員最強」は変わらないか?」というテーマはどうだろう?

*2:しらふであれなら酔ったときの高橋先生どれくらいすごいんだろう(笑)

*3:公務員の採用試験は5月(国家公務員1種・2種の場合。地方上級が6月で、役場は9月ぐらい)から始まるので、どうしても民間より立ち後れてしまう。

*4:第1次安倍政権のときやにっていた記憶がある

*5:これを書いた人も最終的には霞ヶ関を去っていたなあ

*6:この手法はバブル崩壊前までとられていた手法