くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

いつから政治家の目的が「国民に痛みを強いる」になったのか?

さっきのニュースでもう1個突っ込みたいところがあるので、重要なところだけ再掲。
生活保護の水準引き下げ検討 厚労相表明(中国新聞)

小宮山洋子厚生労働相は25日午後の衆院社会保障と税の一体改革特別委員会で、生活保護費の支給水準引き下げを検討する考えを表明した。生活保護の受給開始後、親族が扶養できると判明した場合は積極的に返還を求める意向も示した。

 消費税の増税や年金額の切り下げなど、国民に痛みを強いる改革を進めているため、生活保護も聖域視せず、削減する必要があると判断したとみられる。
(以下略)

 
 いつから、政治家の目的が「国民に痛みを強いる」になったのかねえ。政治家の目的は、「国民を食わすこと」だろうに。

 まあ、こういうのは小泉元首相時代から?でも、小泉元首相の「痛みを我慢しよう」というのは、「将来良くなるために、痛みを我慢しよう」だった。野田首相は将来のビジョンを国民に訴えているのだろうか?野田首相が政治生命を賭してやっている「税と社会保障の一体改革」だってこの有様だ。

後期高齢者医療の見直し法案先送り 民主、自公に歩み寄り(中国新聞)

 これからの高齢化社会、高齢者向けの社会保障改革は必須と言っていいでしょう。それを消費税を増税したいがために見送るとはね。ビジョンもなく増税したいだけじゃないか。ちょっと調べてみたら北海道新聞も同じようなことを社説で言っているな。

首相の譲歩 こだわりは増税だけか(5月25日)(北海道新聞)

 いまの首相にこれっぽちも期待できんよなぁ……