追記(2013/01/25 2:30)
このエントリーを公開した後、Twitterでproppin72さんから「目的を達成する手段についての見解の一致がなければ、この小咄の成立は危うい」という指摘をいただきました*1。
この小咄はコミットメントについて述べたものです。コミットメントが機能するためには、「目標を明示」してそれを達成するための「行動を取る」ことが必要です。
この小咄を書いたときは、目的を達成する手段について全員の見解が一致していることは自明だと思っていましたが、指摘されてみると「それほど自明でもないな」と、思うようになりました。
たしかに成績を伸ばす方法は「量(勉強量)を増やす」だけじゃないですよね。「効率的な勉強法」を習得するという手段もあります。国民が「いくら量的緩和してもインフレにならない」と思っていれば、日銀がいくら量的緩和してもコミットメント効果は少ないでしょうね。
見解を一致させるためには「市場(国民)とのコミュニケーション」が重要なんだろうな*2。
追記終わり
しょうもない小咄を思いついたので、メモ。
('∀`)「カーチャン。俺、東大経済学部を目指すよ!」
J( 'ー`)し「東大経済学部!?すごいわマサアキ!がんばってね。母さん応援するわ!」
しかし、マサアキ君の成績は低迷を続け、ぜんぜん伸びる気配がありません。
J( 'ー`)し「おかしいわねえ。毎日学校から帰ってくると、すぐ自分の部屋に閉じこもって勉強してるみたいなのに・・・・・・」
それもそのはず、マサアキ君は誰も自分の部屋に入ってこないことをいいことに、ゲームをしたり、参考書に偽装したエロ本を読んだりして青春をエンジョイしていたのです。
トーチャン「マサアキはちゃんと勉強をしてるのか?」
J( 'ー`)し「ええ、毎日部屋に閉じこもってがんばっていますよ」
トーチャン「それにしては、成績が低迷しているが・・・・・・」
J( 'ー`)し「もう少ししたらきっとマサアキの努力が実る日が来ますから!私たちは暖かく見守りましょう」
ある日の食卓
('∀`)「カーチャン。あまり成績が良くなくてごめん」
J( 'ー`)し「いいのよ。私たちはマサアキが頑張ってる姿を知ってるから。あまり自分を追い詰めないで。」
('∀`)「ううん。今までの自分のやり方がマズかったんだ。だから、これからは東大へ合格するために今までよりさらに勉強するよ!」
J( 'ー`)し「!? すごいわ、マサアキ!」
('∀`)「来年の1月から」
J( 'ー`)し「・・・・・・そ、そう。頑張ってね、マサアキ!」
('∀`)「うん、頑張るよ!」
トーチャン「それじゃあ、家族でマサアキの勉強を応援しよう。3ヶ月に1度、マサアキの成績を点検するというのはどうだ?」
('∀`)「(チッ)」
マサアキ君はこの春で学校を卒業してしまうのですけど、来年以降無事東大へ合格できるのでしょうか?
おわり
ここで使用した「マサアキ」という名は架空のもので特定の誰かを指し示していません。これを読んでいる人の中で、偶然にも同じ名前の人がいるかもしれませんが、その点はご了承ください。