くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

貧すれば鈍する

 岡山では今月28日に県知事選があります。それを踏まえて、今日の山陽新聞朝刊から『岡山県の課題』という連載が始まりました。連載1回目のテーマは「教育」。

 かつては「教育県」として名をはせていた岡山県ですが、2年連続の全国学力低下最下位。学校も荒れ放題と、かつての「教育県」としての姿は影も形もありません。

 もちろん岡山県も手を打っていますがいっこうに成果は上がらず。どうして?記事では、正規(教員)職員の不足を理由に挙げています。

 岡山県は慢性的な財政赤字で、いま「財政再建プラン」というのを実行中です。その影響で正規の教員がガンガン削減されているらしく(記事によると4年間で305人)、不足分は非正規の教員で補っているみたいです。いまや全体の1割ぐらいが非正規教員らしい。

 継続的な生徒への指導やケアは正規教員にしかできないだろうから、県が次々手を打っても正規教員の負担が増すばかりで対応できてないのが現状みたい。

 さて、どうすればいいのだろう?記事の最後の方にも書かれていたけど、正規教員の数を増やして予算増やすしかないよね。「金がねえんだよ」という声は当然あるだろうけど。日銀が岡山県債引き受けてくれんかな。

 しかし、本当に「貧すれば鈍する」だよなあ。