くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

小泉旋風よもう一度?

 以前このブログでも紹介した*1、ピーター・タスカー氏の論説がJB PRESSに載ったので読んで見ました。

日本の巨額債務削減には急進派が必要だ(JB PRESS)

 今回の文章も興味深い。「日本の巨額債務問題は、名目成長不足。1990年代後半の日本は、公共投資を削減し、金融緩和もタイトで名目成長から目を背けた」という指摘にはうなずいてしまったし、「日銀と財務省はあまりに頻繁に、どちらが先に景気回復の芽を摘めるか競い合っているように見えた。」という箇所には爆笑した。

 じゃあ、どうすればいいの?ピーター・タスカー氏は政策の大転換の必要性を指摘するが、既存政党では無理だという。そこで注目しているのが橋下市長。

 野田首相率いる民主党と野党の自民党がこのような政策転換を容認することは、欧州の実務家が困窮するユーロ圏諸国に独自通貨に戻るよう促すのと同じくらいあり得ないように思える。新しい優先課題には、新たな顔ぶれが必要になる。ここで、日本のポピュリストが有益な役割を果たすことができる。


 ポピュリストの重要人物は、42歳の大阪市長橋下徹氏である。同氏の信頼性は、昨年秋の市長選で2大政党に支持された候補者に圧勝してから急激に高まった。


 ようするに、小泉旋風よもう一度と言うことか。そうでもしないと無理なのかなぁ。