岡山県県民経済計算 平成20年度(岡山県ホームページ)
平成20年と言えばリーマンショックがあった年ですね。さて岡山県の概要を見てみると。
うーん、さすがにものすごく下がっているなぁ。
ひとり当たり県民所得が266万円って少なすぎるように感じるんだけど、概要を読んでみると岡山県の総人口(約190万人)で割った数字みたいだ。もうちょっと実感に近づけるためには就業者人口で割った方がいいと思う。
というわけで、岡山県の就業者人口を調べてみると平成17年度で約93万人。県民所得が約5兆2千億円なので93万で割ると、約556万円。うーん今度は多すぎる感じがするって?実は統計の(県民)所得は、(県民)雇用者報酬*1+財産所得*2+企業所得*3の合計なんだ。式で表すと次のようになる。
(県民)所得=(県民)雇用者報酬+財産所得+企業所得
概要には構成比も書いてある。構成比は、(県民)雇用者報酬72%、財産所得3.4%、企業所得が24.5%となっている。ということは、556万円に0.72を掛ければ(県民)雇用者報酬がでてくる。
556*0.72≒400万円
どうだろう。大体実感に近い数字が出たのではないでしょうか?もちろん私の年収はこれより下の方ですがorz
それしてもこういうグラフを見ると、小泉政権後期のはここ何年かで突出した経済成長を遂げていたんだなぁ。もちろんしょぼかったんだけど、あまりに他の時代が酷すぎた。小泉首相があまり悪く言われないのは(パフォーマンス等や人柄もあるでしょうが)ちゃんと経済成長して所得*4を上げてくれたからなのだろう。