くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

今日の日経新聞の「月曜経済観測」

今日はイトーヨーカ堂社長の亀井淳氏のインタビューでした。題は「個人消費の行方は?」。
真ん中に縦書きで「金利が上がれば回復促進」と書かれていて、嫌な予感がしたのですが・・・

記事は個人消費がなかなか伸びないんだよねーという内容ではじまり、その要因部分に話が続きます

―景気拡大効果が家計にまで及んでいないということですか?
「企業は人件費よりも設備投資を優先しており、効果が賃金まで至っていない。加えて実質ゼロ金利状態が続いていることが、個人消費の伸び悩みの一因になっている(中略)金利が上昇すれば消費の回復を促進するだろう(後略)」

つまり預金金利が上昇しないから所得が増えずよって消費が増えない、という主張ですな亀井氏の主張は。まぁ、よくある間違いといえば間違いなのですが。どのあたりが間違いか箇条書きで指摘

金利が上昇すれば景気が減速する可能性がある。これは企業の資金繰りが悪化してしまう可能性がある。企業の業績が悪化すれば賃金も低下する可能性がある(最悪倒産→失業となる)。
・現在無貯蓄世帯が全体で20%ぐらいあるといわれている。この世帯は金利上昇の恩恵を受けない(預金・貯金がないからねorz)。

これぐらいかな。ちなみにインタビューの後半は商品差別化(付加価値付与)をすることが必要という内容でした(あとマグロの価格上昇や歳末商戦の見通し等)。

それとその囲み記事にスーパー・百貨店の売上高増減率のグラフが載ってましたが、まだまだ低調ですねorz。