福井県の有効求人倍率が高い理由を知りたくて、グーグルで検索してみたところ、日本銀行福井事務所が公表したレポートがあったので読んでみた。
福井県の雇用・所得面の特徴(日本銀行福井事務所)*pdfファイルです*1
レポートが書かれたのは平成23年10月なので最近の状況を分析したレポートと言えるでしょう。このレポートによると、福井県では繊維や眼鏡などの労働集約型産業が好調のため、これらの産業の求人が増加しているそうな。労働集約型産業って途上国有利じゃないの?と思ってしまうが、次の理由で労働集約産業の北陸回帰が起こっているらしい。該当部分をレポートから抜粋してみると、
なるほど。その他に、労働集約型産業以外の要因として、
も、あるようです。
このレポートによると、福井県の労働構造の特徴として、若者が県外で就職してしまうため、高齢者(再雇用)と女性(のパート労働者)が労働力の中心となっているようです。まあ、地方だとほとんどこう言う構造だろうな。
というわけで、福井県の有効求人倍率が高い理由は、労働集約型産業が好調と原発があるからみたいだ。なるほど。
*1:ちなみにこのファイル、福井事務所のトップページからだとどこにも見当たらない。私の探し方が拙いのかしら?