くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

イワタ流景気動向指数グラフ更新(2013年12月分追加)

内閣府から2013年12月分の景気動向指数が発表されました。

景気動向指数(内閣府)

CIとDIは次の通り(カッコ内は先月差(ポイント))

CI(速報値) DI(速報値)
先行指数 111.0(1.1) 88.9(8.9)
一致指数 111.7(1.0) 88.9(-1.1)
遅行指数 115.1(1.0) 66.7(26.7)


イワタ流景気動向指数グラフ更新。


2008年1月から

直近1年


 CI先行指数は111.0、CI先行指数対6ヶ月前比は4.9ポイントと先月と比べて大幅なプラスとなりました。DI一致指数も88.9と引き続き幅広い指標で改善が続いていることを示しています。今年4月に実施される消費税増税に駆け込み需要がハッキリ確認できる結果といえるでしょう。4月以降がどうなるかだよなあ。

 さて、これで2013年の景気動向指数がそろいました。景気動向指数から2013年の日本経済を見てみると、年初から景気は勢いよく回復し、5月をピークとして景気の勢いは落ちていったものの、緩やかに拡大。そして、年の終わりに消費税増税の駆け込み需要によって再び勢いが出てるといった感じでしょうか。

 2014年は4月に実施される消費税増税がどれくらい日本経済に負のショックを与えるかにかかっているでしょう。政府や日銀の見通しとしては、増税までは賭け君需要の影響で堅調、増税後は一時的に落ち込むが(4月から年央にかけて)、2014年後半から日本経済は再び上向くらしいです。この見通しどおりに行くのかどうか……


イワタ流景気動向指数とは

岩田規久男先生の『景気ってなんだろう』という新書の中に、「イワタ流景気動向指数の見方」が載っています。「イワタ流景気動向指数の見方」とは、

  • CI先行指数対6ヶ月前比
  • DI一致指数

の2つの指数から景気を判断する見方です。岩田先生によると、

  • CI先行指数対6ヶ月前比がマイナス
  • DI一致指数が2ヶ月連続で50を下回っている

場合、景気後退のサインとみなします。

 また、景気動向指数を知りたい方はこちらをご覧ください
景気動向指数の利用の手引