15年前にそれをやった国がありましてね……
衆議院予算委員会で経済問題に関する参考人質疑が行われ、消費税率の引き上げを巡って、財政危機の芽を摘み取るためにも速やかに引き上げるべきだという意見が出された一方で、中小企業の経営を圧迫するので反対だという意見が出されました。
衆議院予算委員会は２７日午後、大学教授や経済団体の関係者を招き、経済問題に関する参考人質疑を行いました。
このうち、早稲田大学の犬飼重仁教授は「必要なことは、日本国民一人一人が、財政リスクを決して顕在化させずに収束させる決意を新たにすることだ。円高やデフレ基調の潮目がよい方向に変わり始めると期待される今がチャンスであり、財政リスクの芽を摘み取るためにも、国会で、消費税率の引き上げに速やかに合意してもらうことが重要だ」と述べました。
一方、全国商工団体連合会の国分稔会長は「中小企業が口をそろえるのは、消費税率の引き上げをやめてほしいということだ。アルバイトをしなければ生活できない業者もいるなかで増税されれば、物は売れず、生き残りをかけた乱売合戦になり、大量倒産を招くことは間違いない。消費税に頼らず、能力に応じて負担する民主的な税制を検討してほしい」と述べました。
(赤字強調は引用者)
バブル崩壊後のショックから立ち直りかけていた1997年に、社会保障の拡充&財政再建というお題目で(消費税)増税をやった国があったんですけどねぇ*1。その国がその後どうなったかというと……
