これも新しい経済指標?
小説家わかつきひかる先生のブログより
フランス書院文庫で、日本の景気回復について占ってみる。(小説家 わかつきひかるのブログ)
40代から60代の男性会社員の景況感を映す鏡に、フランス書院文庫があります。表紙が黒いから、「黒本」という愛称で呼ばれているこの文庫、言わずと知れた官能小説(ポルノ小説)大手です。
はたから見たら同じに見えるポルノ小説ですが、陵辱&調教&痴漢という鬼畜物(ダーク系)と、お姉さんが教えてあげる誘惑物(ソフト系)の二種類のジャンルがあります。
これはフランス書院の編集者から直接聞いた話ですが、
景気が良くて男性が元気なときは鬼畜系が売れ、景気が悪くて男性が元気をなくしているときは誘惑系が売れるそうです。
景気が良くて仕事が楽しく給料もバンバン上がって、「24時間働けますか?」なときは、元気がありあまっているから鬼畜系を読んでスカッとして、景気が悪くて仕事の成果があがらず疲れているときは、「キミは何もしなくていいの。がんばらなくてもいいの。お姉さんが教えてあげる」な誘惑物を読んで癒される。
壮年の男性のフランス書院文庫における消費行動には、そういう動きがあるそうです。
少し前に、The Economistが新しい経済指標を募集してたけど、こういうのも新しい経済指標といえるかも。名付けて「フランス書院文庫インデックス」!
しかし、景気というのは本当にいろいろなところに影響を与えるようで。