くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

消費税増税の基準がどんどん曖昧になっていく件

消費増税「鼻血も出ないほど無駄なくした後」菅財務相(アサヒ.コム)

菅直人副総理兼財務相は21日の衆院予算委で、増大する社会保障費を賄うための消費税増税について「逆立ちしても鼻血も出ないほど、完全に無駄をなくしたと言えるまで来たとき、必要であれば措置をとる」と述べ、無駄削減を徹底した上で検討する考えを示した。自民党谷垣禎一総裁の質問に答えた。

「逆立ちしても鼻血も出ないほど、完全に無駄をなくしたと言えるまで来たとき」ってなんじゃそりゃ?さっぱり分からない。こんな基準、政府の胸先三寸でどうにでもなるじゃん。例えば派手な削減パフォーマンスをして、「我々は血を流して無駄を削減した。これ以上無駄なものはない。だから消費税あげるよ(^_^)」と宣言することも可能だw*1

前政権の「景気回復が完全に確認できたとき」というのも曖昧と言えば曖昧だが、これなら「景気回復とは、経済成長率が何パーセントになり何年持続した場合ですか?」や、「政府の提示した『景気回復』の水準は低すぎる。」という議論が可能だ。だけど、「「逆立ちしても鼻血も出ないほど、完全に無駄をなくしたと言える」状態とは、どういう状態だろうか?公務員の数を○○万人にするの?民間にできることは、民間に売却して行政のスリム化を図る?*2誰か菅副首相兼財務相に突っ込んでください。

それと

また、麻生前政権などが消費増税に踏み切れなかった理由として「無駄遣いしている政権に増税させたら、もっと無駄遣いするという国民の不信感が最大の理由だ」と指摘した。

単にリーマンショックが起きて、世界的な景気後退が起きたからじゃねーの?

*1:というかする気満々だろう

*2:あれ!?これって小泉政権でやったことだ(笑)