今月の内閣府マンスリー・トピックスは駆け込み需要による消費動向の現状分析。1997年と2014年の消費税増税前と増税後の消費動向を比較し、今回の駆け込み需要の特徴を分析しています。
個人消費の基調と消費税率引上げに伴う駆け込み需要の現状評価 (内閣府)*pdfファイルです
レポートによると今回の局面も1997年時と同じく駆け込み需要による消費増が生じているそうです。
では、前回の時と今回はどこが違うか?レポートによると、サービス消費、特に裁量的サービス消費が堅調だそうです。
グラフを見ると、外食、旅行、娯楽の消費が増えていることが確認できます。サービス産業は基本的に内需産業ですから、ここからも内需の堅調さが確認できる思います。レポートによるとサービス消費は駆け込み需要の影響をあまり受けないそうですから、このあたりが堅調と言うことは、増税後の反動減も多少は和らぐかも?