岡山県の雇用動向

　リニューアルした日本銀行岡山支店のサイトを見ていたら興味深いレポートがアップされていました。

岡山県における最近の雇用・賃金動向について(日本銀行岡山支店)*pdfファイルです

公開日は2013年3月1日ということで最新の状況をレポートしたものでしょう。内容を要約すると、

• 岡山県の雇用の特徴は製造業の割合が高いこと。
• 製造業の求人は昨今の円高&景気の悪化により弱含んでるが、非製造業(運輸･郵便、小売り･卸売り、宿泊･飲食サービス、医療･福祉)の求人意欲の高さが雇用を下支えしている。
• 求人数は伸びているが雇用者数はあまり伸びてない。これは求人側と求職者側のミスマッチ要因が大きい。
• 製造業の賃金の伸びは弱いが、小売り･卸売り、医療･介護系では賃金引き上げの動きも見られる(ただし、全体で見るとまだ弱い)。
• 製造業の業績改善、非製造業の求人が堅調なことから、この状況が続けば今年後半にかけて雇用、賃金は改善していく見通し。

　いまのところ今年の見通しは明るいようです。最後にいくつか図を引用。