くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

岩波書店にはこの採用の顛末をまとめた本を出して欲しい

応募条件「コネのある人」宣言 岩波書店が縁故採用(47ニュース)

応募資格は“コネ”のある人―。老舗出版社の岩波書店(東京)が、2013年度定期採用で、応募条件として「岩波書店(から出版した)著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」を掲げ、事実上、縁故採用に限る方針を示したことが2日分かった。

 同社の就職人気は高く、例年、数人の採用に対し千人以上が応募。担当者は縁故採用に限った理由を「出版不況もあり、採用にかける時間や費用を削減するため」と説明。入社希望者は「自ら縁故を見つけてほしい」としている。

 いわゆる「スクリーニング」ってやつかなぁ。しかし、これをやると作家や岩波書店の社員に、志望者から「紹介状を書いてくれ!」ていう、手紙なり陳情が殺到するんじゃないだろうか?なるほど、岩波書店は採用コストを作家先生や社員に丸投げしたわけかw

 岩波書店には、この採用の顛末をまとめた本を出して欲しい。タイトルは、「縁故採用のススメ――我が社はこうして優秀な人材を獲得しました――」というのはどうだろうw


 そういえば、昔一緒に働いていたおじさんが、「以前働いていた工場なんて、昔は毎年100人ぐらい新しい奴が入ってきたが、いまはコネ採用(の数人)しか入ってこない」と、言っていたなぁ。昔は、コネ採用+一般採用(こっちが多数)で、コネ採用が見えにくかったんだろうな。それが景気が悪くなって一般採用が減って、コネ採用が目立つようになってしまったんだろう。

 コネ採用は叩かれがちだけど、まぁなくならんだろうし、単純に「椅子を増やせ」と、言った方が現実的だろうな。