くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

2013年4-6月期のGDPは事前予測を下回る

2013年4-6月期・1次速報(内閣府)

 内閣府から発表された、2013年4-6月期のGDP(一次速報)は名目で0.7%(年率換算2.9%)、実質で0.6%(年率換算で2.6%)となりました。事前の民間調査会社の予測では、年率換算で3%以上を予測したところが多かったですが、それを下回る結果となりました。

 内訳を見てみると、民間消費、公共投資(公的資本形成)、輸出が堅調に推移しているのに対し、民間住宅、民間設備投資が低迷しています。民間住宅が低迷しているのが驚き。消費税増税前の駆け込み需要でもう少し伸びると思っていたけど…… 民間設備投資が余り伸びてないのは、来年に予定されている消費税増税による需要減を見込んでいるからかしら?

 さて、これで消費税増税が遠のいたかしら?個人的には2,3年ぐらい先伸ばして欲しいものだけど*1

*1:1997年の消費税増税の時だって、直前数年間の経済成長率はかなり高かったんだよね。それが1997年を境にガクッと下がっている。アジア金融危機などあったし、その落ち込みは消費税増税だけが理由じゃないかもしれないけど、だからといって消費税増税が落ち込みに関係ないとは言えない。日本はまだまだ回復途上だし、景気の腰を折る可能性がある政策はしない方がいい