くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

日銀逆転シナリオを考える

 今度の選挙で、どこが議席を伸ばそうともほとんどの政党が「デフレ脱却」を訴えています。よって、選挙がどういう結果になろうとも日銀への緩和要求が強くなるのは疑いのないことでしょう。

 特に注目したいのが、12月の金融政策決定会合。日程を確認すると、衆議院選挙が終わった直後に行われるみたい。

金融政策決定会合 日程(日本銀行)

 さて、日本銀行はどうするのだろう。現状維持を決めれば、政府側に攻撃の材料を与えることになるし、緩和したら日銀の(たいしたことのない)メンツが潰れてしまう。

 というわけで、この形勢をひっくり返すシナリオを考えてみた。シナリオ名は「白川総裁涙の辞任!」

 来月の金融政策決定会合後の記者会見で、白川総裁が涙ながらに辞任をするのです。理由は「政府の度重なる介入によって、中央銀行の独立性が維持できなくなり、金融政策がゆがめられる懸念が出たため」とか、適当にいって。

 そして、そのときの野党に「政府が統帥権の干犯中央銀行の独立性を脅かしている」と吹き込み、政権攻撃の材料にしてもらう。

 また、日銀のスタンスに親和的なエコノミストや新聞社(毎日新聞がいいでしょう)にこの統帥権干犯問題中央銀行の独立性問題を騒いでもらう。こうすれば、人気が第一の政治家が日銀に意見することはできないでしょう。

 総裁を犠牲にした組織防衛!

 ちょっと高くつく策?

 でも、白川総裁の任期はもうすぐ終わるし、それに白川総裁は本来、出世コースから外れていて総裁になれないはずの人物だった。日銀の中の人からすれば、この程度の犠牲で組織が助かるなら安い犠牲でしょう。

 このシナリオどうでしょ?もし使用される場合は、私の銀行口座にいくばくかの使用料を(笑)。