野田総理大臣は、連合のメーデー中央大会であいさつし、消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革について、「国力と民力をよみがえらせるための第一歩であり、与野党の壁を乗り越えて何としても実現させる」と述べ、実現に強い意欲を示しました。
この中で、野田総理大臣は「政権交代から2年半、民主党、連立政権に、まだまだいたらぬ点があることを率直におわび申し上げる。しかし、公共事業費を3割以上削減するなど政権交代前にはできなかったことが次々と実現していることは紛れもない事実だ」と述べました。
そして、野田総理大臣は「子どもたち、地方、働く人たちの、3つの元気を取り戻すために、困難から逃げず粘り強く政治を前に進めていく。政権を引き継いだ以上、誰かのせいにはできない。現実的な解決先を導き、決める時は決める決断する政治を進め、国民の信頼と日本の将来への自信を回復させることが私の使命だ」と述べました。
そのうえで、野田総理大臣は、消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革について、「震災の前から待ったなしの課題であり、どうしてもやり遂げなければならない。いまの日本の危機を乗り越え、こどもたちの未来を確保し、国力と民力をよみがえらせるための第一歩だ。政治家みずからの身を切る改革とあわせて、与野党の壁を乗り越えて何としても実現させていく」と述べ、実現に強い意欲を示しました。
財政政策――特に昔の自民党が積極的にやっていた素朴ケインズ主義――は賛否両論だけど、リーマンショック、東北大震災と負のショックが続き、日本の景気が低迷している中、やらないよりやった方がマシだ(プラス目標値付き金融緩和をしてくれれば最高だけど)。
野田首相は、公共事業費削って、(消費税)増税してそれで「子どもたち、地方、働く人たちの、3つの元気を取り戻す」ことができると本気で思っているのかしら?思っていたとしたら、そうとうお花畑だな。