くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

菅首相も構造的要因重視なのか

菅直人首相、構造的課題を重視 FT単独インタビュー(gooニュース)

大災害をもたらした日本の地震津波は、20年にわたって日本経済の足を引っ張ってきた構造上の課題に取り組む機会となる――菅直人首相はこう話した(訳注・首相官邸で24日、フィナンシャル・タイムズが単独インタビュー)。

「私たちの国はこの大震災以前、20年にわたり、いろいろな意味で膠着状態にあると見られていた。震災による危機を克服するのに併せて、それ以前からの危機、日本の構造危機と呼ぶこともできる危機をも乗り越えて行かなくてはならない」と菅首相

 私も構造問題がないとは言いません。そういった問題もありますが、それよりもマクロ経済の安定化をまず第一に行って欲しいことを願っています。

 とりあえず、いますることは被災地にお金をつぎ込んで、インフラを立て直し、被災者の生活を取り戻す。震災で経済が萎縮しているなら、そこにお金をつぎ込む。多少やり過ぎたところでインフレになるだけです。全然問題ない。

 マクロ経済が安定する。もしくは、それと平行して構造改革を進めるならなんも文句はないけど、いまのニュースを見る限りでは、増税、金融政策は放置(もしくは引き締めスタンス)、緊縮財政等々暗くなる話題ばかり。

 小泉元首相の時は、構造改革+拡張的金融政策+緊縮財政(正直たいして緊縮してないと思うけど(^_^;)という政策を行った。菅首相は、構造改革+縮小的金融政策+緊縮財政+増税で行くのかしら?小泉元首相よりすっごいラディカルだよね(笑)

 ネットを見てると、「民主党サヨク政権」ということを言っている人がいるけど、これを見る限り少なくとも経済左派ではないよなぁ。ああ、もしかして菅首相は、政府が積極的に市場(民間)に介入して経済構造を変えていこうという考えなのかもしれないなぁ。これだと経済左派と言えるかもしれない。


 それにしても日本に経済左派の政党ってあるのかなぁ?なさそう。