くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

古典ミステリから現代(青春)ミステリまで

4月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3941ページ

カーテンの陰の死 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1773)カーテンの陰の死 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1773)
読みやすさは◎。事件が解決した後の展開には驚いた。
読了日:04月27日 著者:ポール・アルテ
曲った蝶番 (創元推理文庫 118)曲った蝶番 (創元推理文庫 118)
領主の真贋問題を軸に、衆人環視の殺人そして悪魔崇拝を絡ませたミステリ。最後まで犯人が分からなかったので、真相には驚いた。またカー先生にやられてしまいました。帽子収集狂事件に続き、ギデオン・フィル博士の優しさに涙。(私が読んだのはハヤカワポケットミステリ版です)
読了日:04月26日 著者:ディクスン・カー
はじめて出会う政治学―構造改革の向こうに (有斐閣アルマ)はじめて出会う政治学―構造改革の向こうに (有斐閣アルマ)
一言で言えば現実社会の問題を政治学の概念で解説した本。どの章も具体的な記述から始まっているので、興味を失わずに読める。
読了日:04月25日 著者:北山 俊哉,真渕 勝,久米 郁男
甘栗と戦車とシロノワール甘栗と戦車とシロノワール
一気に読んでしまった。だれない展開、キャラクターも個性が出てる。唯一の不満点はエルムが出てこなかったこと。もう出てこないのかなぁ?
読了日:04月25日 著者:太田 忠司
甘栗と金貨とエルム (角川文庫)甘栗と金貨とエルム (角川文庫)
魅力的なキャラクター、風景が思い浮かぶような情景描写、そして意外な真相と、大満足な作品でした。
読了日:04月24日 著者:太田 忠司
遠まわりする雛 (角川文庫)遠まわりする雛 (角川文庫)
古典部部員の1年間を描いた連作短編集。伏線の配置が巧み。たまに書かれているミステリネタににやりとしてしまった(例:作中に出てくる「女郎蜘蛛の会」という名前の元ネタはアシモフの「黒後家蜘蛛の会」だろう(多分))。
読了日:04月23日 著者:米澤 穂信
帽子収集狂事件【新訳版】 (創元推理文庫)帽子収集狂事件【新訳版】 (創元推理文庫)
結構前に読んだが、新訳が出たと言うことなので買って読んでみた。/読んでみると、序盤から細かく伏線を張っていることに気づく。さすがディクスンカー先生。
読了日:04月22日 著者:ジョン・ディクスン・カー
怪盗紳士リュパン (創元推理文庫 107-1 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)怪盗紳士リュパン (創元推理文庫 107-1 アルセーヌ・リュパン・シリーズ)
この歳で初めてルパンを読んだがここまで面白い小説だったとは!/どれも短篇ながらひねりがあって面白く読める。/ルパンの言葉遣いや態度もいい。もっと早く読めば良かった……
読了日:04月13日 著者:モーリス・ルブラン
ポー名作集 (中公文庫)ポー名作集 (中公文庫)
ポーの代表的な作品が収められている文庫本。一通り読むといろんなパターンのミステリを書いている事を実感した。訳文は読みやすい部類だと思うが、ただ不満点は人物の口調がころころ変わるところ(です、ます、である調の混在)。ひとつの台詞部分で口調がころころ変わるのには閉口した。
読了日:04月12日 著者:エドガー・アラン ポー
チャンドラー短編全集 事件屋稼業 (創元推理文庫)チャンドラー短編全集 事件屋稼業 (創元推理文庫)
フィリップ・マーロウのかっこよさに尽きる。読んでるとウイスキーが飲みたくなる小説。
読了日:04月07日 著者:レイモンド・チャンドラー
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))
いろいろなところで名作と言われるだけある作品。どんどん死刑執行日が近づくスリルと、意外なオチ(犯人)。一気に作品に引き込まれてしまった。
読了日:04月06日 著者:ウイリアム・アイリッシュ
ブラウン神父の醜聞 (創元推理文庫 110-5)ブラウン神父の醜聞 (創元推理文庫 110-5)
相変わらずの読みにくさ。印象に残った話はあまりないなぁ。
読了日:04月03日 著者:G.K.チェスタトン

読書メーター

 4月で一番印象に残ったのは、怪盗紳士リュパンかな。イメージに反して結構しっかりミステリしてるしね。あと、青春ミステリ*1を立て続けに読んで、ちょっと落ち込んだ(笑)。私なんか野郎と遊んだ記憶しかないよ。それもまぁ青春かなぁ?

*1:遠回りする雛と甘栗シリーズ