少し古いニュースですが。
景気は緩やかに回復しつつある、デフレ対策にも効果=菅首相(ロイター)
菅直人首相は2日午前の衆院予算委員会で「景気は緩やかながら回復しつつある」と述べ、景気対策・デフレ対策は緩やかながら効果をあげているとの認識を示した。石井啓一委員(公明党)が11年度予算案は景気対策・デフレ対策として中途半端だと質したのに答えた。
これに対して菅首相は「まだ出口戦略に行くには景気状況が厳しいので、景気刺激的な予算をこの2年間継続した」と説明。その効果が出ていると反論した。政府は1月の月例経済報告で景気認識を2010年6月以来7カ月ぶりに上方修正したが、「足踏み」との表現は維持しており、判断の上方修正に含みが残った。
実質GDP推移*1
うーん……
完全失業率推移*2
うーん……
消費者物価指数推移*3
うーん……
そりゃ、一時期の落ち込みよりは回復していると思いますが、失業率は高止まりだし、消費者物価指数は0近辺をうろうろしてるし。楽観できる状況ではないよね。んで、菅首相が政治生命をかけてなそうとしているのが、TPPに財政赤字削減に財政の健全化でしたっけ?ずれてるよねぇ。
景気対策をしたくないから楽観的に見てるのかなぁ。景気対策も金がかかるもんね。日本銀行も協力する様子はないし。
海の向こうの大領やFRB総裁は「雇用回復に全力を尽くす」といっているのにね。まぁ海外をうらやんでも仕方ないか。しかしなぁ……
*1:国内総生産(支出側)及び各需要項目*pdfファイルです より引用
*2:労働力調査(基本集計) 平成22年12月分(速報)結果の概要*pdfファイルです より引用
*3:平成17年基準 消費者物価指数 全国 平成22年12月分*pdfファイルです より引用