日銀、0.2%利下げ 決定会合4対4、総裁が裁定(日経ネット)
日銀は31日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を年0.5%から0.2%引き下げ、0.3%とすることを決めた。最近の円高・株安など世界的な金融市場の動揺で日本経済の下振れ懸念が急速に増しており、利下げによって景気を下支えする。政策金利の引き下げは量的緩和で金利をゼロ%に誘導した2001年3月以来、7年7カ月ぶり。
今回の利下げは政策委員8人のうち賛成4人、反対4人の同数となり、最終的に議長の白川方明総裁が決めた。日銀は決定会合後の公表文で国内経済の現状について「景気の下振れリスクが高まっている。当面停滞色が続く」との認識を表明。これまでの「停滞している」との景気判断を下方修正した。
最初、4人反対の文章を見たときに、「タカ派大杉。これじゃ今後も追加利下げは難しそう('A`)」と思っていたのですが*1、次の記事を見て認識を改めました。
日銀総裁、景気下支え必要 「先行きの情勢厳しい」(47news)
日銀の白川方明総裁は31日、0・2%の利下げを決めた金融政策決定会合後に記者会見し、「先行きの経済情勢が厳しいとの認識は(政策委員)全員が共有している」と述べ、日本経済の景気悪化を警戒していく考えを示した。
白川総裁は「最近の円高が企業や実体経済に影響を与えている」と指摘、利下げで金融緩和状態を確保し、景気を下支えする必要があるとの認識を示した。
白川総裁は、0・2%利下げには8人の政策委員のうち4人が反対したが、3人は利下げ幅を0・25%にすることを主張し、7人が利下げ自体には賛成していたことを明らかにした。残る1人は現状維持を求めた。
0.2%の利下げ提案に反対した委員は、より大幅な利下げを求めていたんですね*2。むしろ大幅な利下げに慎重だったのは総裁、副総裁側だったのか。
もう過ぎたことなので蒸し返しても仕方がないですが、日銀の総裁人事案は当初のまま*3だったら、もっとスムーズに0.25%の利下げが決まっていたんだろうなぁ*4。民主党のバカァヽ(`Д´)ノ