結局は自分が何を重視しているかだよなあ
最近はてなでは都市と田舎の話が盛り上がっています(リンクは張らんけど)。あれを読んでいて思うのは「結局自分が何を重視するか」だよなあ。
いろんなエントリーでさんざん書かれていますが、都市部の利点は、情報量の多さ、選択肢(機会)の多さと人的交流のコストの低さでしょう。
こういったことを最も重視するならば、もう都会に出るしかない。これは田舎じゃ太刀打ちできない。ただ、このあたりをいくらか折り合いをつければ*1田舎暮らしもそんなに悪いもんじゃないと思うけど。昔に比べれば、最新の商品も比較的都市部と遜色ない早さで手に入れることができるし*2、情報もインターネットのおかげで簡単に手に入れることができる。いやあ、本当に世の中は良くなっているなあと思っています。
でも、私が都市部で一番うらやましいと思うのは「人的交流のコストの低さ」だ。これだけは絶対田舎はかなわない。
Twitter見てると、頻繁にボドゲ会やってたり、ゲーセンをはしごしてたり、読書会やってたり、リフレ派飲み会やってたり(笑)、うらやましいことかぎりない。
そりゃ、私も月1回読書会参加してますけど、機会費用が結構あるもん。ああいった会に参加できるのは月数回が限度でしょう。
いま「機会費用」という用語を使用しました。「機会費用」とは経済学の用語で「何かをするためにあきらめなければならないもの」のことです。
たとえば、私は毎月本の虫に参加するために1時間もの移動時間をかけて行っている。私の場合「本の虫へ参加する」という機会費用は「何か別のことを1時間分したことで得る効用(利益)」だ*3。だから、電車賃に加えてこういった機会費用も考慮すると、「本の虫へ参加する」というコストは、岡山市に住んでいる人にくらべてそうとう高くつく。
もうひとつ例を挙げると「東京であるリフレ派飲み会」のコストは?新幹線の代金だけ?いやいや「移動時間分の機会費用」も考慮に入れなければなりません。こう考えると田舎の「人的交流のコスト」はそうとうなもんだ。
解決策は?
嘆いているばかりじゃダメなので、解決策を。機会費用の削減方法として、パッと思いつくのは「移動時間の短縮」だ。だからどんどん高速道路や新幹線を建設しよう!さらに、リニアの実用化にもどんどんお金を出そう!こうすれば「移動時間による機会費用損失」は最小化する。こうすれば、もっともっと都市部と田舎の人的交流も進むんじゃないだろうか?
しかし、リベラルな人にはウケが悪そうな解決策だな、これ(苦笑)