くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

稲川淳二の怪談ナイトに行きませんでした

前提条件

  • ライブのチケット代金(5,000円)はすでに支払っている
  • 私は大阪の地理に不慣れ
  • 怪場(開場)16:30 怪演(開演)17:00 怪場(会場)森ノ宮ピロティホール


実際の経過
2012年8月17日16:30過ぎ 大阪駅
えっ、突発的な豪雨の影響で大阪環状線(外回りとも内回りとも)が運転停止だってΣ(゜Д゜)



さて、ここで意志決定をしなければなりません!

  1. 何とかして会場に行こうとする
  2. あきらめて新幹線で帰る

 
 いったいどちらをとるべきなのでしょうか?「チケット代を支払っているからなんとしてでも行くべき」ですって?ノンノン、それは合理的な経済人ではありません!

 さて、経済学を学んだ人ならここで埋没費用という概念が思い浮かぶはずです。上記の選択肢にいくつか書き足してみましょう。

  1. なんとか会場に行こうとする=稲川淳二さんの怪談を楽しむことができる、余分な運賃、入場時間の締め切りが迫っているため時間内に間に合うか不明瞭、人が多くて体力を余計消耗してしまう。+チケット代(5,000円)
  2. あきらめて新幹線で帰る=早く家に帰れて休むことができる、ブログのネタができる(笑)。+チケット代(5,000円)

 さて、上記ふたつの選択肢には、共通の項目があります。それは「チケット代(5,000円)」です。この項目は消すことができできます。つまり、ここで意志決定する際に無視できる費用(埋没費用)なのです。

 ということは、後はどちらの予測効用が高いか判断するだけです。私が大阪の地理に詳しかったり、時間に余裕があれば、1の選択肢をとることが合理的でしょう。しかし、慣れない土地、迫る時間、私は人混みが嫌い、ということを考慮すれば2の選択肢をとるのが合理的な行動でしょう。

 これで、私も合理的な経済人の一歩を踏み出せたわけだ。ありがとう(ミクロ)経済学!