先週の日曜日に本の虫クラブ7月例会がありました。
いつもはミステリを紹介していますが今月から夏と言うことで、夏の間(7月、8月、ついでに9月もするかも?)私のもうひとつの好物、怪談、幻想小説を紹介するつもりです。
今回は横山泰子著『妖怪手品の時代』を紹介しました。これは、江戸時代に庶民たちは宴会の場でちょっとした怪異を楽しむための手品をしていたという本で、山形浩生氏の書評で知って購入した本です。そういえば、稲川淳二氏がいっていたけど、怪談が流行るのって世の中が安定していたときなんですって。こういったことを楽しむためには余裕――生活や心のね――が必要なのでしょう。
このままデフレが続くと、怪談を楽しむ余裕もなくなっちゃうじゃないか。それは怪談好きとしては寂しい。怪談や怪異譚を安心して楽しむためにも安定成長を望みます(笑)