「元気」になりたい人、必読!(川口友万著「媚薬の検証」)
私はまだ20代後半なので今のところ下半身の悩みはありません。とはいえ、気がつけばアラサーと言われる年齢。スポーツ新聞やおじさんが読む週刊誌によく載っている広告が気になりだす年齢でもあります。
本書は、性欲の減退に不安をおぼえはじめた筆者が、ありとあらゆる「精がつく」食べ物を試しまくった体験記です。「媚薬の検証」というタイトルですが、ここで言う媚薬は、広い意味での媚薬――男が使う精力増強剤――も含みます(というかこちらが主)。
さて、こういった媚薬が効くのかどうかですが……皆さんが思っている効果はありません。えー、つまりですね、一粒飲んで10代、20代の頃の「元気さ」を取り戻すようなものは(今のところ)ないみたいです。
結局、下半身の元気さも日々の健康から。「精のつく」食べ物は、日々の健康管理の補助にはなるかもしれない。つまり、サプリメントとしての効果は期待できるかも。というぐらい。あ、当然ながら薬局等に売っている栄養ドリンクも、(皆さんが期待している)効果は無いです。
うーむ、そうなのか。日々の健康管理こそ下半身の元気さを維持する一番の方法か。ダイエット頑張ろうっと。
よって、本書はサプリメント集として読めばいいかもしれない。「媚薬」の解説も丁寧だしね。ただし、取り上げているものが、サソリ、マムシ、ソフォン、蟻など、サプリとしてはめったに見ないものだけど(笑)
あと後半に、肥後ずいきレポートや、フェロモン香水、さらには次世代媚薬PT-141*1を女性に試したレポートが載っていますが、これも皆さんが期待している効果*2はないようです。とはいえ、完全に効果がないわけではなく穏やかには効くものみたい*3。
というわけで、若い人は日々の健康管理に、下半身に不安をおぼえる人は本書で取り上げられた「媚薬」を摂りつつ、健康維持に努めていきましょう*4。千里の道も一歩から。下半身の元気さも、日々の健康から。
あと、本書には怪しい人物がたくさん出てくるんだけど――全チン研会会長を名乗る紳士とか、いろんな酒を飲ますバーの店主とか、北芝健とか(笑)――やはりそれは取り上げている題材が理由だろうか(笑)
- 作者: 川口友万
- 出版社/メーカー: データ・ハウス
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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