企業構造の変化についていけなかった企業の値下げ競争がデフレの原因?
今朝NHKをつけていると視点論点という番組が流れていました。今回のテーマは、「春闘の新しいフレームワーク」。論者(解説員と言えばいいのかしら?)は、日本総研の山田久さん。
山田さんは、まず労働分配率のグラフを示し最近の傾向を話していました(一時落ち込んだけど、最近は上昇傾向)。そしてデフレの話に移っていきます。以下うろ覚えながら、山田さんが行ったことを書き起こすと。
デフレの原因は日銀の金融緩和が足りないせいだという人がいますが、私はそうは思いません。(デフレは)企業構造の変化について行けなかった企業が、値下げ競争を行ったことにより、削減しやすい人件費が削られ、労働者の所得が減ったため起こったのです。(以下略)
本当にうろ覚えなので発言の正確性は0に近いですが、金融緩和が足りないというのを否定したのは覚えています。あと覚えていることは、やたら「構造」という言葉を使っていたこと。企業構造の変化、労働構造を変えなければならい等々。カウントしとけば良かった(笑)。一応後半ではこういった労働構造を変えるために「同一賃金、同一労働」という仕組みを提案していました。
構造改革論者はなくならず、か。