くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

科学技術教育目的税が必要?

野依・理研理事長、科学振興の凍結・縮減は「不見識」(Nikkei Net)

 政府の行政刷新会議事業仕分けで次世代スーパーコンピューター開発事業などが凍結された理化学研究所野依良治理事長は25日、文部科学省政策会議の調査会に出席し、「科学技術分野の振興や人材育成は将来への投資だ。投資なのにコストの観点から仕分けるのは見識に欠ける」と批判した。
(中略)
 次世代スーパーコンピューターについても言及。「科学技術の基盤で頭脳にあたる。中国も米国も威信をかけて開発しており、一瞬でも凍結したら瞬く間に抜かれる。海外から買えばいいというのは不見識だ」と不快感を示した。一方で財源が限られていることには理解を示し「科学技術教育目的税の創設が必要ではないか」と逆提案した。

 受益者負担の原則から見たらどうなんだろう?まあそりゃ今の便利な生活は科学技術のおかげだけど。それに、仮にこういった税が創設されたら、集めたお金をどう分配するかという問題が出てくる。そこで一番重要になってくるのは、「政治力」だろうね。「政治力」に優れた学者が分配先を決めていくとなると、もうこれは腐敗するのが目に見えてる(笑)。そういったことを防ぐために、アカウンタビリティや透明性確保が求められるんだけど、そういうことは考えているのだろうか?