くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

たしかにトンデモ分析だけど

若者の海外旅行離れ加速を業界幹部が「トンデモ分析」(ZAKZAK)

GWも後半を迎えているが、実は若者の「海外」離れが加速しているという。昨年、海外旅行者が約1729万人と4年ぶりに減少したことを受け、業界幹部が「パソコン一つで世界中の情報が楽しめる。『頭の中の旅』が新鮮さを奪った」とトンチンカンな分析をしたところ、若者たちからは「金も時間もないから行けないんだよ!!」と猛反発が起きている。

経済ジャーナリストの荻原博子氏も「今の若い人は不況の中で育っており、海外旅行全盛時代を知る世代には信じられないほど堅実。初めから、海外旅行にお金を使う習慣がないのです。さんざん将来の不安をあおられてきた上、この時代を生き抜くために必死なんです。ネット情報だけで、旅行に行った気になるはずないでしょう」と切り捨てる。

 たしかに旅行業界の分析は筋違いでしょう。ただ「お金がないから」が主な理由だったとして、1企業(業界)がどうすることもできないのも事実。こういうときこそ政府や中央銀行が成長重視の政策をとるのが一番いいと思うけどあまりやる気がなさそうなのがなんともorz*1

*1:野党も「緊縮しろ!!」、「利上げしろ!!」といった緊縮的な言葉しか聞かれないのも先行きの絶望さを加速させている