くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

FRBは利下げを示唆した。一方日銀は……

まあ、福井総裁退任までには利下げはないと思っていたので、別に憤りは感じませんが
日銀 今の金融政策を当面維持(NHKニュース)
NHKニュースはニュースが消えるのが早いので全文引用

日銀は14日から2日間、金融政策決定会合を開き、当面の金融政策について議論しました。その結果、政策目標としている短期の市場金利を0.5%前後に誘導する今の金融政策を維持することを全員一致で決めました。会合では、景気の現状について去年10月から12月までのGDP・国内総生産の伸びが年率に換算して3.7%のプラスになり、基調としては緩やかに拡大していることが確認されたものの、住宅着工の落ち込みなどの影響で、先行きは当面、減速するという見方で一致したものとみられます。また、サブプライムローン問題をきっかけに欧米を中心に金融市場の混乱が続いているほか、アメリカの景気も一段と減速していることから世界経済の先行きに不確実性が強まっているという認識でも一致したものとみられます。このため、会合では日本の住宅投資が今後、どの程度回復するかやアメリカの景気減速が新興国にどのような影響を与えるかなど、内外の経済や金融市場の動きを見極める必要があるとして、今の金融政策を維持することを決めたものとみられます。

一方FRBは、機動的な動きを見せています。
米FRB議長 追加の利下げも(NHKニュース)
NHKニュースはニュースが消えるのが早いので全文引用

ポールソン財務長官とFRBバーナンキ議長は、14日、そろって議会上院の銀行委員会に出席し、景気の見通しについて証言しました。この中で、ポールソン長官は「住宅市場の冷え込みやエネルギー価格の高止まり、それに金融市場の混乱が経済成長のおもしとなっている。成長は、当面、鈍化するだろう」と述べ、景気後退は避けられるものの、ことしの経済成長率の予測を引き下げる考えを示しました。一方、バーナンキ議長は、去年9月以降、あわせて2.25%の大幅な利下げを行ったことを指摘し、「基本的には景気は上向くとみているが、住宅市場や雇用情勢が一段と悪化し、貸し渋りがさらに進む可能性もある」と述べました。そのうえで、「景気が悪化するリスクに対して、必要な安全弁を用意するため迅速に行動する」と述べて、必要に応じて追加的な金利引き下げに踏み切る考えを示しました。アメリカでは、景気後退を阻止するため、相次ぐ利下げや総額16兆円規模の景気刺激策の実施など、金融と財政の両面から景気を下支えする措置をとっていますが、効果が浸透するには時間がかかるものとみられます。

福田首相といい福井総裁といい日本は基本「見守る」ことしかしてないよなぁ。たしかに下手な手を打って失敗(して責任追及される)リスクを考えると、「何もしない方がいい」と思うのは無理もないかもねorz