くじらのねむる場所@はてなブログ

岡山県南西部在住。1983年生まれの40歳。経済、ミステリ、ウイスキー等について細々とブログに書いています

イギリスのウイスキー党も大変だ

SWAが2013年度の英国の新予算案にクレーム(スコッチ文化研究所)

先頃、2013年度のイギリスの予算案(バジェット、税制)が発表されたが、それに対してSWA(スコッチウイスキー協会)が、「このままでは英国内のウイスキー消費を脅かす」と、猛反発。イギリスは2008年度から導入された新酒税法で、ウイスキーなどにかかる酒税が毎年のインフレ率プラス2%に設定されているため、この5年でウイスキーの販売料*1が12%もダウンしたとしている。

 新酒税法が導入される前の2007年に1億200万本だったボトルの販売量が、2012年には9000万本まで落ち込んでいて、「今ではウイスキー愛好家はビール党よりも48%も多く酒税を払わされている」と、SWAは主張する。イギリスは、米国、フランスに次ぐ、スコッチ消費国第3位の大国で、全世界のスコッチウイスキー販売量の約7%が、英国内で消費されている。スコッチウイスキーの輸出は過去5年連続で金額的には最高額を更新しつづけていて、昨年は42億7000万ポンド(約6700億円)に達したと見られているが、販売量的には5%のマイナスだという。

 ちなみに英国内におけるスコッチの販売量の80%近くはスコットランド以外の地域、主にイングランドで消費されているのだ。

 イギリスの酒税はインフレで変動するのか……ん?そうだとすれば、-3%以下のデフレにすれば酒税が下がる!?

 ウイスキー党のために金融引き締めをする総裁はイギリスにはいないか(当たり前)

*1:引用者注:販売量の間違いだと思う