今回の特集は「島耕作とともに激動のロシアをゆく」。
巻頭のクルーグマンのコラムは、ヨーロッパ経済ヤバイといった内容。クルーグマン教授は欧州経済政策が不十分な理由として、
- リーダーシップの欠如(欧州の銀行関係者は不思議なほど悠長に構えているらしい)
- 欧州経済全体に責任を持つ政府の不在
- 16カ国に配慮しなければいけないため欧州銀行は大胆な行動をとることができない。
といった点をあげています。
山形浩生氏の「そろそろ現実の話をしないか」。今月は金融危機後のマイクロファイナンスの話題を取り上げています。エコノミストによると、現状借りてはほぼ問題ないらしいけど、貸し手が資金繰りに困りつつある状況らしいです。
あと気になった記事としては、韓国オンライン企業をおそうサイバー暴力団、ブラジルでエスカレートする大学生の新入生いじめ、フランスで増えつつある貧困マルシェ(市場)かな。今月も楽しく読めました。